野鳥撮影の心得とコツまとめ

さあ野鳥を撮りにいこう!のその前に

望遠レンズも購入し、連射性能も高いカメラも買った!!

いざ野鳥を撮ろうと思ったときにどうやって撮ればいいのか、
何を気を付ければいいのかを記しました。

以下を読んで、楽しく野鳥撮影ライフを送りましょう!

心得

デジタルカメラが普及し、近くの木が多く生えている公園にいけば、
何かしら野鳥に出会え、誰でも気軽に野鳥観察・撮影を楽しめるようになりました。

一方で、撮影自体が野鳥への(野鳥に限らず人や動物もそうですが)ストレスにならないよう
気を付けて撮影をする必要があります。

まず第一の心得として(というかこれだけをまずは守ろう!)、

野鳥を見つけた時は、喋らず静かにして、様子を観察しながらゆっくりと近づいてみましょう。
鳥が嫌がる素振りを見せたら静かにその場を離れましょう。

特に春から夏にかけて、野鳥たちは繁殖期を迎えます。

子育ての季節は親鳥たちは神経質になり、
周囲に対して危険を感じたり、人が巣に近づいたりすると、
巣を放棄して、ひなを見捨ててしまうことがあります。

親鳥が警戒の鳴き声を発したり、巣を見つけたら、
その場にはとどまらず、すぐにその場を離れるようにしましょう。

撮影でいい写真を撮れた!!よりも、まずは彼ら彼女らの生活を脅かさないことが大前提となります。

野鳥との適切な距離

野鳥と適切な距離感を持つことはお互いにとってとても大切です。

野鳥は人間に近づかれ過ぎることを嫌います(飼われているインコや、都会のハトやカラスは気にしませんが野鳥は別です)。

少しでも近づきたい気持ちを抑えて、野鳥の生活を脅かさない距離を保ちましょう。

適正距離は野鳥によって異なりますが、野鳥の鳴き声や目線を見ながら、
警戒されていない状態のところで、じっと彼らの行動を観察しましょう。

じっとしていれば、警戒を解いてくれることもあるのでその方がシャッターチャンスが舞い込んできます。

唐突な動きや物音も警戒されるきっかけとなるので、カメラを構えたら、なるべく静止をして辛抱強く待ちましょう。

止まっている野鳥の撮り方

心得を押さえたうえで、止まっている野鳥の撮り方を解説します。

シャッターモードはA(絞り優先モード)、フォーカスモードはAF-S(シングルAF)を使います。

絞りを解放にし(f値の値を使っているレンズで使用できる値の一番小さいものとする)、なるべく早いシャッタースピードで撮影できるようにしましょう。

なかなかピントが合わない場合は、枝や草が邪魔になっている場合が多々あるので、
少し立ち位置を変えるなどして、繰り返しシャッターボタンを半押しして、繰り返しトライをしてみましょう。

最初は動きが激しくない水鳥を狙って練習するのがよいです。
特にカモがおすすめです。

ずっと観察していると毛づくろいをしたり、何か食べていたり、
色々な行動・表情を見せてくれるので、練習にはピッタリです。

ぜひ近所の池のある公園に行って、まずはピントを合わせて撮影をする練習をしてみましょう。

動いている野鳥の撮り方

動いている野鳥の撮影のコツは、カメラの設定を最初にしておくこと、
動く方向を予測すること(これが難しい)ができるようになれば、撮れるようになります。

シャッターモードはSモード(シャッター優先)、シャッタースピードは1/2000以上()、
フォーカスモードはAF-C(コンティニュアスAF)に設定します。

コンティニュアスAFの場合、一度ピントをファインダー越しに合わせたら、
被写体が動いても追随してくれるので、ピントの合った写真を撮れる確率があがります。

一度飛翔している鳥を捉えたら、ファインダーやモニターからは目を逸らさずに、
ピントがあったタイミングでシャッターを切りましょう。

飛んでいる鳥を撮る場合は、その鳥がどのように飛び、どの方角に飛んでいくかをイメージしましょう。

鳥の種類によって羽ばたきのスピードや、飛翔の確度の鋭さも異なるため、じっくりと彼らの動きを観察して、次に彼らがどのような行動をするのか予測をしながら、カメラを向けておくのが大事です。

練習材料としては、カワセミやサギ、身近な猛禽類としてトビが挙げられます。

サイズも飛び方も異なる彼らの飛翔の様子を見ながら、それぞれの特徴や行動パターンを楽しみましょう!

改めてマナーを守って撮影しよう!

撮影のための餌付けはもってのほか、暗い場所でストロボを焚くのもダメです。

撮影中に食べたものを散らかしたり、ごみを捨てるのも厳禁。

彼らの生態系を壊さないようにしながら、お邪魔している気持ちを忘れずに撮影を楽しみましょう!

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